旅立ち
〜 FF4 セリフ集 〜
飛空艇「赤い翼」にて | |
兵士1 | セシル隊長! 間もなくバロンに着きます! |
セシル | ああ・・・・ |
兵士2 | やはり隊長も・・・・ |
兵士3 | いくら命令とは言え・・・・ |
兵士4 | 罪もない人からクリスタルを・・・・ |
ミシディアでのクリスタル強奪を回想 | |
兵士5 | 我々赤い翼は、誇り高き飛空艇団! か弱いものから略奪など! |
セシル | やめるんだ! |
兵士5 | しかし隊長! |
兵士4 | 無抵抗な魔道士たちから略奪するなんて! |
セシル | いいか みんな! クリスタルは我がバロン国の繁栄の為、どうしても必要だ! ミシディアの者たちはクリスタルの秘密を知り過ぎているとの、陛下のご判断だ。 我々はバロン国飛空艇団、バロンの赤い翼だ! 陛下の命令は、絶対なのだ・・・・ |
兵士2 | 隊長・・・・ |
兵士6 | 隊長、魔物が! |
セシル | 総員戦闘配備! |
フロータイボールを倒した。 | |
兵士4 | ぐわっ! |
セシル | 大丈夫か? |
兵士6 | まだ来ます! |
セシル | くそっ! |
ズーを倒した。 | |
セシル | みんな無事か? |
兵士7 | はい! |
兵士6 | しかし近頃、魔物の数が・・・・ |
兵士8 | 確かに、あまりに多過ぎる。 |
セシル | 何かが・・・・ 起ころうとしているのか? |
兵士1 | バロンに到着しました! |
セシル | よし、着陸だ。 |
バロン城 | |
城門前 | |
ベイガン | おお、クリスタルを手に入れたのですね。 |
セシル | ・・・・しかし、ミシディアの人々はまるで無抵抗だった・・・・ |
ベイガン | 何をおっしゃるのです。 さあ、陛下がお待ちです。 |
謁見待合室 | |
ベイガン | セシル殿、しばしお待ち下さい。 |
謁見の間 | |
ベイガン | 陛下・・・・おそれながらセシルの奴めが、陛下に不信を抱いている様子です。 |
バロン王 | 誠か! さすがは近衛兵長。 よく知らせてくれた! だがクリスタルさえ手に入ればよい。 セシルを呼んで参れ。 |
ベイガン | は。 |
ベイガン | セシル殿、陛下がお呼びです。 どうぞ。 |
バロン王 | セシル、ご苦労であった。 でクリスタルは? |
セシル | はっ、こちらに。 |
水のクリスタルを手渡した。 | |
ベイガン | 本物のようです。 |
バロン王 | そうか! おお、なんと眩い! 下がってよいぞ、セシル! |
セシル | 陛下! |
バロン王 | な、なんじゃ! |
ベイガン | な、なんです! |
セシル | 陛下は いったい、どういうおつもりです? 皆、陛下に不信を抱いております! |
バロン王 | お前をはじめとしてか? |
セシル | ! けしてそのような・・・・ |
バロン王 | 私が何も知らぬとでも思っているのか! お前ほどの者が私を信頼してくれぬとはな・・・・ 残念だが、これ以上お前に赤い翼を任せてはおけん! 今より飛空艇部隊長の任を解く! |
セシル | 陛下! |
バロン王 | 代って、幻獣討伐の任に就けい! ミストの谷付近に幻の魔物、幻獣が出没するそうだ。 その魔物を倒し、ミストの村へこのボムの指輪を届けるのだ。 出発は明日の朝だ! |
カイン | お待ち下さい! セシルはそんな・・・・ |
バロン王 | カイン。 こ奴のことが心配なら、お前もセシルと共に行け! |
セシル | 陛下! |
バロン王 | もう話すことはない! その指輪を持ち下がるがよい! |
ボムの指輪を手に入れた。 | |
セシル | 陛下! |
謁見の間 入口 | |
セシル | すまないカイン、お前まで・・・・ |
カイン | その幻獣とやらを倒せば、陛下も許して下さる。 また赤い翼に戻れるさ。 |
セシル | ・・・・ |
カイン | 気にするな。 準備は俺に任せて、今夜はゆっくり休め。 |
謁見待合室 | |
近衛1 | 陛下はご立腹です。 ミストへボムの指輪を届けるまでは、会いたくないと申しております。 |
謁見の間入口 | |
近衛2 | 陛下について いろいろ言われていますが、陛下の耳にでも入ったら・・・・ |
近衛3 | 命が惜しければ、変なことはお考えにならないことです。 |
左小部屋 | |
雑兵1 | 最近の陛下からは、異様な雰囲気を感じるのですが・・・・ |
雑兵2 | 私は陛下を信じています! |
竜騎士団本部 | |
カイン | どうした? |
セシル | すまなかったカイン・・・・ |
カイン | まだそんなことを言っているのか。 お前らしくもない。 |
セシル | 僕は、陛下の命令で暗黒剣を極めた。 でもそれはバロンを守る為で、罪もない人々から略奪をする為ではなかったはずだ。 |
カイン | そんなに自分を責めるな。 陛下にもお考えがあってのことだ。 |
セシル | カイン、お前が羨ましいよ。 |
カイン | 俺の父も竜騎士だった。 暗黒剣を極めれば階級も上がるだろうが、俺にはこっちの方が性に合う。 それに竜騎士でいれば、幼い頃死に別れた父をいつでも感じられる気がしてな・・・・ |
セシル | ・・・・ |
カイン | ふっ、らしくない話をしてしまったな。 ともかく、考え過ぎるな。 お前がそんなじゃ、張り合いがない。 幻獣を倒すのは俺だぞ。 |
セシル | 僕も負けはしない! |
カイン | 明日は早い。 早く休め。 |
騎士1 | ミストの谷はバロンより北西。 いつも深い霧が起ち込めているそうです。 |
騎士2 | 我が竜騎士隊のカインさんと、赤い翼のセシルさんが組めば、コワイもん無しでしょう! |
カイン | どうした、眠れんのか? |
一階中央広場 | |
予備兵1 | ミシディアからクリスタルを持って来たそうですね! |
予備兵2 | ・・・・!? ね、寝てなんかいませんよ! |
予備兵3 | この部屋の宝を、幻獣討伐に持っていってよいとのことです。 壁にあるスイッチを押せば扉が開きます。 |
白魔法研究室 | |
白魔道士1 | ローザは、あなたの力になりたいと言って白魔道士の道を選んだのよ。 あまりローザに、心配かけないでね! |
白魔道士2 | 初歩の白魔法を研究しているところです。 白魔法三段活用 ケアル ケアルラ ケアルダ! |
白魔道士3 | 最近の陛下は、以前にもまして生命力が漲られている。 しかし何処か・・・・ |
黒魔法研究室 | |
黒魔道士1 | スリプル! あれ? 眠くない? おかしいなあ。 |
黒魔道士2 | 早く実践に役立つよう、研究の最中です。 |
黒魔道士3 | ファイア・ブリザド・サンダーの基本魔法だけでは、手に負えない魔物もいる。 より強力な魔法が、かつてはあったらしいのだが・・・ |
城門広場 | |
門番3 | 異常ありません! |
門番4 | 近頃、城の雰囲気が淀んで感じるのですが・・・・ |
門番1 | 明朝ご出立でしょう。 今日はもう、お休み下さい。 |
門番2 | 直、夜です。 出られない方がよろしいかと。 |
右通路 | |
予備兵4 | ここは代々バロンに伝わる宝物が安置されていて、立ち入りは禁じられています。 |
右屋上 | |
技師1 | あーあ、今日も徹夜か。 お、親方には内緒ですよ! し、仕事は楽しーなーっと! |
技師2 | シド親方を見ませんでしたか? 飛空艇の整備を私らに任せて、何やら考え事をしてるんですよ。 |
予備兵5 | この塔は、立ち入り禁止です。 |
左通路 | |
ローザ | セシル! |
ローザ | よかった 無事だったのね。 あまり急な任務だったので、心配したわ。 |
セシル | 無事さ僕らは・・・・ 無抵抗な魔道士相手に、傷など負いはしない・・・・ |
ローザ | セシル! 後であなたの部屋に行くわ・・・・ |
セシル | ああ・・・・ |
地下牢 | |
看守 | ミシディアで反抗した魔道士たちは、この地下牢に入れておきました。 牢屋越しならば、話す事が出来ます。 |
捕虜1 | きさま、あの暗黒騎士! こんなことが許されると思うのか!? |
捕虜2 | お前ら何も分かっちゃいないんだ! クリスタルはただの宝石なんかじゃない! |
捕虜3 | 私たちはどうなろうと構いません。 しかし、クリスタルだけはミシディアに! |
左屋上 | |
シド | 戻ったかー、セシル! |
シド | ローザが心配しとったぞ! ローザを泣かせたら、このワシが許さんからな! ところで、ワシの可愛い飛空艇は無事か? お前の部下は荒っぽくていかん。 なんじゃ、浮かない顔して! |
セシル | 実は、シド・・・・ |
シド | なんじゃと? 幻獣の討伐に? お前以外に赤い翼を仕切れるヤツがおるか! 全く、陛下はどうなされたんじゃ。 新型の飛空艇を造れとおっしゃるが・・・・ ワシは飛空艇を人殺しの道具なんぞ、したくないんじゃ! 街の者も不思議がっとる・・・・ とにかく気を付けてな! 幻獣なぞ、お前の暗黒剣で一撃じゃ! ワシは家に帰る。 最近帰っとらんので、娘がうるさくてな! |
飛空艇団本部 | |
兵士4 | 痛ー!そこは魔物にやられた傷が! |
兵士5 | 隊長・・・・ |
兵士3 | ミシディアでのことは、飲みまくって忘れます・・・・ |
兵士2 | 「赤い翼」も落ちたもんですよ! |
兵士6 | なんと後味の悪い任務なんでしょう・・・・ |
左の塔2階 | |
メイド | ベッドのシーツは取り替えておきました。 明朝出発なさるとか・・・・ 今夜はゆっくりお休み下さい。 |
飛空艇団隊長の部屋 | |
セシル | 陛下は・・・・ どうなされたのだ? 以前はナイトとしても名を馳せ、優しく強いお方だった。 孤児の僕やカインを、自分の子供のように育ててくれた。 ミシディアのクリスタル・・・・ 無抵抗な村人から奪ってまで、手に入れねばならぬほどのものなのか・・・・ 命令とは言え、あんなことは! |
ローザ | セシル! |
ローザ | 何があったの? 急にミシディアへ行ったかと思えば、幻獣討伐に行くなんて・・・・ それに、戻って来てから変よ。 |
セシル | いや、何でもない・・・・ |
ローザ | だったら、こっちを向いて。 |
セシル | 僕はミシディアで・・・・ 罪もない人々からクリスタルを! この暗黒騎士の姿同様、僕の心も・・・・! |
ローザ | ・・・・ あなたはそんな人じゃないわ。 |
セシル | 僕は陛下には逆らえない臆病な暗黒騎士さ・・・・ |
ローザ | 赤い翼のセシルは、そんな弱音を吐かないはずよ! 私の好きなセシルは・・・・ |
ローザ | 明日はミストへ行くんでしょ。 あなたにもしものことがあったら、私・・・・ |
セシル | 心配いらないさ。 カインも一緒だ・・・・ |
セシル | もう晩い・・・・ 君も休むんだ。 |
ローザ | 気を付けてね・・・・! |
セシル | ありがとう、ローザ・・・・ だが僕は暗黒騎士。君とは・・・・ |
夜が明けて・・・・ | |
一階中央広場 | |
カイン | 行くかセシル。 |
セシル | アテにしてるぜ、カイン。 |
カイン | フッ、任せておけ。 |
かくして、バロン国飛空艇団「赤い翼」の部隊長であった暗黒騎士セシルはその座を剥奪され、竜騎士部隊長カインと共に辺境の村ミストを目指し、霧深く起ち込める谷へとバロン城を後にした・・・・ | |
人々の夢であった天駆ける船、飛空艇・・・・ だが、その飛空艇の機動力は夢の実現ばかりか、欲望を満たす手段にまで成り得た。 | |
飛空艇団「赤い翼」により、最強の軍事国家となったバロン国。 何故その強大な力を持つバロンがクリスタルを求めたのか・・・・ そして何故、数多の魔物が白日の下にその姿を現し始めたのか・・・・ | |
クリスタルは、ただ静かにその光を称えていた・・・・ |
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